「はぁ」

大きなため息をはいている。

「そんなおおきなため息付いてると
幸せ逃げるよ」

そう声をかけながら歩み寄ると
ひどく驚いた顔をして、
今にも逃げようとしている。

どうにか逃がさないために接近する。
おどおどしだして、
このままキスしてしまおうかと
さらに接近すると、

「す、すきです。」

予想もしていなかった。
いきなりの告白には驚いたが
でも、ひどく興ざめしてしまった。

なんだ、結局同じなんじゃないか。