放課後になった
「遥花ちゃん、
一緒に体育館に行かない?」
「どうして?」
「昼休みに柳下くんに
バスケ見に来てって誘われたの」
柳下?あぁ、3人目の秋一くんね
そうか。あれからそんなことがあったのか
「いいね、一緒にいこうか」
「ありがとう」
教室から体育館に向かう
甲高い悲鳴のような
歓声が聞こえる。
数人の女の子たちが
アイドルのように歓声を送る先に
秋一がいた。
「すごいね」
主人公も圧倒されてる。
秋一は気にせず、汗を光らせながら、
かっこよくバスケをしている
「かっこいい・・・」
主人公がつぶやいた。
きっと無意識ででた声だろう
試合終了を知らせる笛の音が聞こえた