この学校にきて楽しいことなんて無かったから
三年間、息を潜めて過ごそうとしてたから

1日が長くて、飽きてきて
自分を作って、
表面だけで笑ってた顔が
本物になった気がして、

自分を見失いつつあったら

ほんとに、よかった

ふと、教室を見渡すと
めずらしく教室にいる上に
起きている春雄に目をやると

主人公をじーっと見ていた

物語は始まったばかりみたいだ。