午後の授業がはじまった

ノートをじーっと見つめ、
昨日始まった物語を思いだす

昼休み、夏成といちゃいちゃ
しているのを見たから
もうこの物語はおもしろくない

そう思った。

だって、両想いの話には
私の入る隙なんて無い
進行役もなにも無くなってしまうんだ

だから・・・

いや、ちょっと待てよ

夏成は女癖が悪い
その設定を忘れてた。

だったら、さっきの行動は
彼にとっては何でもない行動だったんだろう

なーんだ、
じゃあ、話はなにも進んで無いじゃないか



よかった。