心さん、そろそろ俺にしませんか?





「じゃ、あたしアイツと買い物行くから。またな!」



「あ、はい!」



そう言って、心さんが向かった先には……西川先輩のところだった。げ、マジかよ。買物に行く相手って西川先輩じゃん。



「原田、残念だったな!今のは俺でもツライ!」



「案外純情だな~。俺は嫌いじゃないぞ!」



「俺達は、可愛いお前の応援してっぞー!ファイトー原田!」



すると、どこからか声がした。振り返ると、壁から顔を出す剣道部の先輩達の姿アリ。それも、先輩達みんないるし。もしかして、今の心さんとのやり取り見られてた?



「……何、見てるんすか」



「だって、森原が見るように勧めるからさ、監督との話中断して来ちゃった★」



来ちゃった★じゃないっすよ。人の恋を面白がって。ってイチのやろー。



「言い出した張本人のイチはどこっすか?」



「アイツならここに……あれ?逃げやがったな」



くっそ。あんのやろー、明日覚えてろよ。



それからも先輩達に冷やかされたが、監督の元に戻るように言うと、すたこらと監督の元へ向かった。



ある意味団結力があるというか、ただノリがいいだけなのか。本当、先輩達といると笑いが絶えねぇや。