心さん、そろそろ俺にしませんか?




写真を撮る前に振り返って心さんを見た。


「お前の友達が、お前が客から怖がられて落ち込んでるって聞いた。だから、みんなにお前の良さを伝えただけだ!その友達、えっと、森原に感謝するんだなっ」


イチの奴、そんなことで心さんのところに?


「お前ならまだやれる。じゃあな」


そして、心さん達はその場を去った。


「写真~!」


やべ、すっかり忘れていた。それから、何故か写真撮影会が行われた。ドリンクを飲んだ方は俺と写真を撮れるということに。


「原田笑え~!」


無理。もちろん、俺が笑うわけがない。でも、それが逆によかったみたいで客にはウケた。


結局、俺の休憩時間は撮影会に取られてなくなったのだった。また、喫茶店も予想以上に盛り上がり、文化祭1日目は無事終えることが出来た。