心さん、そろそろ俺にしませんか?




もうイチから写真を送ってもらったけど、やっぱり本人から了承を得ていたかった。


「ありがとうございます」


「おう。あ、ココにいる奴らに一言!」


すると、心さんは教室内にいるお客さんに向けて言った。


「コイツ、怖くねぇから心配すんな。写真もじゃんじゃん撮ってやってな!」


一瞬にして静まりかえる教室内。心さん、何言ってるんすか?写真なんて……


「……あの、写真いいですか?」


嘘。目の前に遠慮がちにそう聞いてきた女性2人組。あ、この人達ってさっき逃げてった人だ。


「さっきは怖くて逃げたんですけど、その、エプロン姿だと可愛く見えて……一緒に写真撮ってください」


可愛い、と言われるのは嬉しくないが、イエスの意味を込めて頷いた。途端に、他の客からもせがまれる羽目に。


「俺も、裏方から出てきた時に笑っちまったんだよな!」


「あの見た目の怖さとエプロンの可愛さのマッチがいい~」


よくわからないが、これはいい方向へ向いているのか?