「わっ!///ちょ、いきなりなに?」



あたしまだ靴も脱いでないのに!!





ちゅ、ちゅ


陣はあたしの声は無視して
ほっぺから首筋にキスを落としていく。




「わ、わぁぁぁ!!こっこらこら! ////」



あたしはグイッ!!と
やや強引に陣の胸元を押し返し顔を離す。


こんな不意打ちのキス攻撃……

陣、一体どうしちゃったの?!




「と、とにかくいったんお茶でも入れようよ?!そして落ち着こう!!」


「やだね」


「や、やだって………えぇ?」




陣は靴をはいたままのあたしの腕をつかむと、
グイッと自分の元へ引っ張る。



引っ張られて転けそうになりながら脱げる靴。


そのまま抱きしめられて……

あたしは背の高い陣を見上げる。





心臓がバクバクなる。






「も、もしかして、さっき言ってたあたしがする事って………こういう事?」





陣はふっと笑う。





「分かってんじゃん」

「でででもいきなり?!」

「いきなりじゃねーし」




そういうと……

ドサッ、と陣はその場にあたしを押し倒す。





「ずっと待ってた」

「!」

「今日は中途半端にしねーから」

「!!」

「覚悟しとけよ」