寝てるだけ?!
佐和先輩の衝撃的な言葉に、あたしは慌ててうつ伏せで倒れている陣のもとへかけより、陣の肩をゆすった。
「陣?!陣ほんとに寝てるだけなの…?」
すると、ずっと動かなかった陣の指先がぴくりと動く。
「!……陣?!」
あたしがさらに強く揺さぶると、陣は顔を横にして苦しそうに眉をしかめながらうっすらと目を開いた。
「……あぁ?未唯、か?」
「陣!!」
あたしは陣を抱き起そうとするけど、男の子の体は想像以上に重たくてあたしでは起こすことができない。
なんとか仰向けにだけさせるとあたしは陣の胸に抱きついた。
「陣!無事だったんだね!良かった……ほんと良かった!」
「未唯、苦しい…」
「あ///ご、ごめんね……つい!!」
あたしは慌てて陣の胸の上から体を離すを、安堵であふれる涙を拭う。
傷だらけで唇も切れて血がついている陣は
本当に寝ぼけているのか、うつろな瞳であたしを見る。
「なに泣いてんの……?ゴリラに何かされた?」
「っぷ……ゴリさんはあたしを連れて逃げてくれたよ。後でお礼言わなきゃ……」
佐和先輩の衝撃的な言葉に、あたしは慌ててうつ伏せで倒れている陣のもとへかけより、陣の肩をゆすった。
「陣?!陣ほんとに寝てるだけなの…?」
すると、ずっと動かなかった陣の指先がぴくりと動く。
「!……陣?!」
あたしがさらに強く揺さぶると、陣は顔を横にして苦しそうに眉をしかめながらうっすらと目を開いた。
「……あぁ?未唯、か?」
「陣!!」
あたしは陣を抱き起そうとするけど、男の子の体は想像以上に重たくてあたしでは起こすことができない。
なんとか仰向けにだけさせるとあたしは陣の胸に抱きついた。
「陣!無事だったんだね!良かった……ほんと良かった!」
「未唯、苦しい…」
「あ///ご、ごめんね……つい!!」
あたしは慌てて陣の胸の上から体を離すを、安堵であふれる涙を拭う。
傷だらけで唇も切れて血がついている陣は
本当に寝ぼけているのか、うつろな瞳であたしを見る。
「なに泣いてんの……?ゴリラに何かされた?」
「っぷ……ゴリさんはあたしを連れて逃げてくれたよ。後でお礼言わなきゃ……」



