陣は呆れぎみにため息をつく。
「しゃあねぇ。新しく買うか」
「……え?」
陣はスタスタとチケット売場に向かうと、チケットを買う。
「!」
座り込んでいたあたしは慌てて陣の元へ走る。
「陣っ…そんな、いいよ悪いよ!今日はもう…!それにあたしお金持ってな」
「もう買った」
陣はチケットを2枚ピラッと見せる。
「もう始まるみてぇだからさっさと行くぞ」
「陣……」
「ほら」
陣は半泣きのあたしに手を差し出す。
「気にすんなよ。せっかく来たんだから楽しもうぜ」
キュン…
笑う陣にあたしは胸がキュンと切なくなる。
ああ……
もうどうして陣はこんなにかっこいいんだろう。
「うん……」
あたしが遠慮がちに手を差し出すと陣はそれを取るようにして指を絡める。
そしてあたしたちは上映ホールに向かった。
「しゃあねぇ。新しく買うか」
「……え?」
陣はスタスタとチケット売場に向かうと、チケットを買う。
「!」
座り込んでいたあたしは慌てて陣の元へ走る。
「陣っ…そんな、いいよ悪いよ!今日はもう…!それにあたしお金持ってな」
「もう買った」
陣はチケットを2枚ピラッと見せる。
「もう始まるみてぇだからさっさと行くぞ」
「陣……」
「ほら」
陣は半泣きのあたしに手を差し出す。
「気にすんなよ。せっかく来たんだから楽しもうぜ」
キュン…
笑う陣にあたしは胸がキュンと切なくなる。
ああ……
もうどうして陣はこんなにかっこいいんだろう。
「うん……」
あたしが遠慮がちに手を差し出すと陣はそれを取るようにして指を絡める。
そしてあたしたちは上映ホールに向かった。



