あたしの隣は指定席






でも、凛の顔が曇ったまんまだった。



「凛、なんかあったか?」



「ううん、なんでもないよー」



凛は顔をあげて笑って答えた。

でも、俺にはわかったんだ。




「凛、そんな無理して笑ってんのに俺がそっかで話を終わらせるのはわけできねーよ」



凛は下を向いて何も話さなかった。



「凛、俺は小6からずっと凛が好きでずっと見てきたんだ。だから、凛が困ってる時くらい俺はわかるよ」



俺が微笑んだら凛は声を出して泣き出した。




そして、話を始めた。