合宿が終わってから五日。
「暇だな・・・」
夏休みの宿題が結構出ているが、やる気が出ない。
誰か誘ってどっかに行くのも嫌だ。
何でこんな炎天下の中家から出ないといけないんだ。
まぁ、友達はいるっちゃいるけど、部活メンバーと一緒にいすぎたせいかなんかなって感じ・・・。
あぁ、暇だ・・・。
ベットに横になってケータイをいじる。
すると、ブルブルとケータイが震えた。
メール?
誰から・・・。
『1時、図書館に集合!』
「・・・・」
柚希からだった。
何だよ図書館集合って・・・。
てか今何時だっけ?
ケータイが表示してる時間を確認する。
「12時43分・・・」
あっ、そっか。
さっき昼飯食ってたんだっけ。
・・・って、集合時間まであと17分しかねーじゃねぇか!
バッとベットからおりて出かける準備を始める。
何でこんなギリギリでメールしてくんだよ!
今目の前にはいない柚希に向かって、心の中で叫んだ。
今から図書館ってことは・・・ここから10分か。
なんとか間に合うな。
ショルダーバックを肩にかけて家を後にした。