「ところで空くん、ここはどこなんですか・・・?」


「え?」


真理奈の言葉で気づいて周りを見渡す。


周りには誰もいなくて、ここには俺と真理奈しかいなかった。


「あいつら置いて行きやがったのか。
しょうがない。
真理奈、別荘に戻ろう」


「あ、はい」


俺たちは離れ離れになってしまったことから、一度別荘に戻ることにした。


あっちは俺たちがいないことに気づいてるのかはわからないけど、探してすれ違いになるより戻って待ってる方がいいだろう。