青春部はじめました



冬休みに入って5日たった。


宿題は早めに終わらせた俺は、相変わらずすることがなく、ごろごろと自分のベットに横になって漫画など読む毎日だった。


柚希も真理奈も勉強教えてくれって言ってた割に、まだ一つも連絡が来ない。


二人の予定が会う日がないのだろうか・・・。


そんなことを思いながらふと携帯に眼をやると、ディスプレイが光っていた。


メール?


誰からだろうと、手に取って開いてみる。


まぁ、大方予想はついていた。


『明日朝の11時から私の家に来て。
もちろん勉強道具を持ってね。
ついでに昼ごはんは私の家で出すから食べてこなくても問題はないから。
それじゃ、よろしく♪』


そういう内容で予想通り柚希からメールが届いていた。


明日の11時・・・。


まぁ、特に予定もないな。


カレンダーを見ても学校が始まるまで予定は真っ白。


『了解』


シンプルにそれだけを打ち、返信する。


今回は真理奈もいるし、変なことは起こらないだろう。


というより、ならないで欲しい・・・。


心のそこで小さく願った。