次の日の朝、

俺たちは『ルイク』を

旅立つことにした。


これで、

本当に旅はおしまい……


みんな離れ離れに

なっちゃうけど、

でも

会いたくなったら、

いつでも会いに行けばいい。


それに-

俺の隣にはユイがいる。



その日のうちに、

俺たちは

『オルア』に着いた。



「懐かしい~!!」


カルが叫んだ。


本当に懐かしい光景だな……


この景色を見るのは、

2年ぶりかな……?


俺たちは、

街に向かっていった。


『オルア』では、

ちょうど年に一度の

祭りがおこなわれていた。