「また来年あるし!」



俺がそう言ってもカルは机に伏せたまま、

ぶつぶつ言い続けていた。



「それに、
俺も、
この子も無事だったんだし!」



俺がそう言うと

銀髪の少女はまた言った。



「本当にありがとうございました」



「そのセリフこれで16回目!もう良いってば!」


カルが言い返すと

照れて銀髪の少女は顔を赤くしていた。



「だ~か~ら~!!
それ俺のセリフ!!」



俺はカルに言い返した。



その時、


「一ついいですか?」


銀髪の少女が俺に話しかけてきた。



なぜだろう…?



話しかけられただけなのに、

すごくドキドキする……