ルクやユイも

不思議そうな顔をして、

手首のマークを見比べていた。


でも、

ルクやユイの目は

俺と確かに違った。


俺はただ不思議に

感じていただけだったが、

ユイとルクの目は違った。





そんな………


そんなはずがない……………





二人の目は

確かにそう思っている目だった……。




確実に何かを知っている目………


俺の知らない何かを………


このマークに何が………?


そして、

なぜ俺たちの腕に………?




「どしたの?
お前ら急に黙り込んじゃって……」


急に黙り込んだ俺たちを

不思議に思い、

カルが俺たちに声をかけてきた。


「ううん!
何でもない!!なんでも……」


ルクは明らかに

あわてていて、

何かを隠しているようだった……。