笑っていると、

やっと危機から脱出できたのだ

ということを自覚し、

安心して全身の力が抜けた。




今まで、走りつづけたので

体がものすごく疲れた…



ひとまず俺たちは近くのお店に入ることにした。



お店に入るなり、

真っ先に俺は飲み物の注文をした。



あまりの勢いに店員も驚いていた。


続いてカルと銀髪の少女も飲み物を注文し、

席に向かった。



席に着くなり

カルが机に顔を伏せて言った。



「あ~もう完全に間に合わんな…」



時間を見るともう昼になっていた。


これでは完全に間に合わない。



お祭りは毎年人気だから、

早くに行かないと閉め切られてしまう。