次の日学校で、

まわりは見慣れているであろう景色、

楓が沙奈をいじめる光景を
目の当たりにした。

私は
楓と沙奈の間に立った。

怖かった。

けど、いいたいことは言おう!


「楓さん。いじめてて楽しいですか?沙奈さん、不愉快じゃありませんか?みてるこっちが不愉快です。殴るなら私を殴ってください。だから、沙奈さんを傷つけないでください。」

そう言った。


殴れる!

そう思って目を閉じた。

けど降りてこない楓の手。

見上げると、
泣いている楓と
泣いている沙奈がいた。