「緊張しすぎ!」

和哉が笑った。

和哉の笑顔は好きだ、

何も抱えていないような
素敵な笑顔だ。



その夜は
いっぱいお話した。

私の前の学校の話。

いじめられての話。

裏切られた話。

親に愛されない話。


和哉は真剣に聞いてくれた。

優しい奴だ。

こんな汚い女にも、
ちゃんと接してくれる。

和哉は私の希望の光なのかな…?