11月も終わりを迎えた。
すごく長く感じた。
下でお父さんがガタガタと
ボロい裏口の戸を開ける音がして、
目が覚めた。
8時17分
お母さんもお父さんも、
学校のことでまだ何も言って来ない。
いつ言ってくるかとハラハラしてる。
きっと、もうすぐ何か言ってくるだろう。
「学校はどうしたと?」とか、
その類のことを。
何て言おうか?
すぐにでも退学手続きの書類を
もらいに行こうか?
そして、それをお母さんの前に出して
「大学退学する」って言う?
しばらくベッドに座ったまま
あれこれ考えてはみたものの、
何がいいのか、自分がどうするべきなのか
検討がつかず、重い腰を上げてドアの方へ歩いて行きノブに手をかけて、
大きなため息を1つ吐いた。
ハァ~
気が重い。
重たい足どりで
のろのろと階段を下りて行く。



