リカルドが自分の部屋の鍵を開けようと
こちらに背を向けたとき、
紙が貼り付いていることに気がついた。


[野蛮人は出て行け!]

紙にはそう書かれていた。
嫌がらせかもしれない。

私はゴミを取るように、
出来るだけさり気なくそれをとった。


「ん?」
『ゴミがついてたから...』
「グラッツェ」

彼は私のおでこに軽くキスをして、
部屋の中に入った。

「上がりなよ」


リカルドがお風呂に入っている間、
[野蛮人は出て行け]と書かれた
紙のことを考えて、ボーっとしていた。