リビングルームでは、
お母さんが朝食を食べ終わった
ところだった。


「おはよう」

『おはよう。
お母さん、今日の夜は出掛けるから』

「リカルドなの?」

お母さんは、神妙な顔でこちらを見ていた。
また、イヤな雰囲気になる。



「華那恵、」

『お母さんまでリカルドを非難するの?』

「非難してるわけじゃない。
ただ、大っぴらに会うのは止しなさい」

『夜だから、目立たないもん』

お母さんはため息を吐いて、
自分の食器をキッチンへ持って行った。

「あなただけじゃなくて、
リカルドも傷付くことになるとよ?
2人だけじゃない、私たち家族も…」

『そんなの言い訳やろ?
周りの目が恐いんやろ?』

私は反抗的な態度を取った。