翌朝起きたのは8時30分過ぎ。
お父さんは既に出かけていた。

私はすぐに、はっと思い出して
リカルドの番号を書いたメモ帳を持って、
電話のところへ向かった。

まだ居るかな?

プルルルルル、プルルルルル、プルルル、
プチッ

「はい、リカルド・カンタリーニです」

良かった~! 


『リカルド、華那恵だけど』

「Oh、カナエ、久しぶり!」

彼の元気そうな声を聞いて、
何だかほっとした。

『今、急いでるよね?』

「ん~、少し…」

『あのね、
久しぶりに会いたいなって思って…』

「OK、今日の夜でいい?」

『何時にしようか?』

「7時はどう?」

『分かった、そっちに行くね』

「そうか、それじゃ、またね」

『うん』

プープープー