Y A I B A ~闇桜~

やがて俺に斬られた‘影’は跡形も無く消え失せ、俺は次の敵に刃を向ける



「シャーーーアッッ!」





仲間を殺された恨みか、威嚇声が酷くなった








「…………!」






‘影’達は一斉に俺に牙を向けた







ガチャ…






俺は闇桜をギュッと握り締めた







「…桜の花、散れっ!」






俺はそう唱え、辺りを無数の桜の花弁に染めた







勿論、空気中にも花弁が舞っている







これは自らの姿を隠し、敵に見つからぬよう切り捨てるという、惑わしの技