真っ白なワイシャツのボタンを一つ一つ
外していく。
やがて薄い桃色の下着が顔を覗かせた時
、本当に襲いたくなった。
気を失ってるとはいえ、無防備にも程が
ある。
こんな状況でも、欲情してる自分に腹が
立った。卑しい、と思った。
委員長……気付いてねーんだろうな。
俺が委員長を好きだって事。
人生で初めての『一目惚れ』をしたって
事。
これが一目惚れだって知った瞬間、一瞬
自分が汚らわしくなった。
もう女なんて信じない。
愛されたいと願うのは、あまりに愚かな
行為だ。
何年も前に、そう悟ったというのに。
そんな俺の決心なんか塵のように吹っ飛
ばしてしまって。


