―――こんなにも、好きなのに。
好きで、好きで。狂ってしまいそうな程
愛しているのに。
自分でもなんでこんなに好きになったの
か、わからない。
君が望むのなら、俺は何でも出来るのに
。
だけどきっと、信じてくれないんだろう
。俺の日々の行いが悪いせいで、彼女の
信頼はもう、少ししか無いんだろう。
いや―――欠片も残ってないのか。
彼女の事を想って焦って振り回されてる
俺が、酷く滑稽に見えた。
そこら辺のいい女、俺からすれば選り取
りみどりなのに。
どうして委員長に、執着してんだろ。
だけど視界に委員長が入るたび、どうし
ようもなく心臓が早鐘を打つ。
全身の血が騒ぐ。


