【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





想うのだって自由だ。



だけど告白するな。俺にすがるな。



泣くくらいなら、抱かれにこなきゃいい
んだ。



ムカつく。何もかもが。



結局は全て俺のせいになるんだろ?俺は
いつだって悪役なんだよ。



―――きっと、産まれた瞬間から。



部活のミーティングに向かった彼方と別
れ、もう学校に居るのがいやになった俺
は、教室に鞄をとりに向かった。



教室の扉の前まできて、ドアを開けよう
と手を飛ばした時―――……



「あーもうめんどくさい!!」



そんな声が聞こえてきて、思わず手を止
めた。




この声―――……。