触れたい。
抱き締めたい。
息も出来なくなるほどのキスをしたい。
いつもクールな彼女の、乱れる姿に酔い
しれたい。
その瞳に、俺だけを映して―――。
それが好意の眼差しじゃなくたっていい
んだ。そう、敵意でも。
ただ俺だけを見つめてくれるなら。
きっと俺はそれだけで―――。
きっと幸せに、なれるんだ。
―――もう幸せも愛も、とうの昔に捨て
去って、諦めたハズなのに。
一度は絶望したっていうのに。
それでもまた、這い上がろうとしている
のだろうか。
もう一度、幸せに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…