「……香坂?」 その人物の名前を呼ぶと、その人影はピ クッと反応して。 「……委員長」 私を見つめて少し微笑んだのは、やっぱ り香坂だった。 「香坂どうした───わっ!?」 どうしたの、と尋ねようとしたら、突然 抱きしめられて。 柔らかい香坂の金髪が、頬を擽る。 「こここ、香坂!?」 ちょっと、ここ、家の前なんですけど! さっきから通行人にチラチラ見られてる んですけど! 「香坂っ、離し──」 「……夢じゃ、ないよな?」 ……へ?