【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





千枝ちゃんは恐る恐るといったように香
坂に近づいた。



「あなたもしかして……禊君?」



え、千枝ちゃん……香坂のこと、知って
るの?



ううん。千枝ちゃんだけじゃない。


健二さんも、知ってるみたいな反応。



──私だけが、なにも知らないの?



「……すいません」



やっと香坂が声を出したと思ったら、そ
んな言葉で。



どうして香坂が謝ってるのかわからなか
った。



「知り合いに、家を聞いて来ました。い
きなり、すいません……それと、今まで
のこと……」



香坂はそこまで言ったかと思うと、いき
なりそのまま頭を下げた。



「俺の母親が、あなたたちを傷付けて、
掻き乱して……すいませんでした」