唇をソッと離して、僅かに恍惚の表情を 浮かべる委員長を見つめる。 どうせ、嫌われるくらいなら。 「……好きだ」 自分のこの気持ちも、伝えてしまおう。 好きだよ、委員長。ともう一度囁くよう に言いながら、そっと委員長の唇にキス をする。 好きだ。好きだよ、委員長。 ……大好きなんだ──。 「……んっ…」 委員長の甘い鳴き声に、酔わされる。 思考ごと、溶かされてしまいそうな空間 の中で、俺は委員長を見つめた。 紅潮した頬。 潤んだ瞳。 はだけた制服。 その全てが、俺を欲情させる。