そんな声と一緒に、ドスンッと勢いよく
隣に座ったのは、萌。なんだか今日は、
いつにも増してハイテンションだ。



「萌、テンション高いね」

「だって一位だよー!そりゃ高くもなる
でしょうよ~」



そう言いながら、オレンジジュースをぐ
びぐびと飲む萌。



……この子、オレンジジュースで酔った
んじゃないの?



ふと、なんだかクラスの女子が小さく集
まってなにやらキャッキャと騒いでいる
のが目に映って、私はそちらに目を向け
た。



萌もそれに気付いたらしく、首を傾げた




「なにやってんだろあそこー」

「……さぁ」

「ちょっと気になるね!行こ!」



萌はそう言うと、バッと立ち上がり、私
の腕を引っ張って、その女の子の輪へと
侵入していった。



「何やってんのー?」