あまりの痛みに言葉を失っていると、キ ッ、と委員長に睨まれた。 「そうやって無理に笑おうとするの、や めなさいよ気持ち悪い!」 委員長はそう言うと、不意に、寂しそう に眉を下げて。 「ねえ、香坂は何を抱えてるの……?ど うして誰にも頼ろうとしないの……」 「───」 もうこれ以上、俺に触れないで。 泣きたいと、思ってしまう。 このどうしようもない痛みを、受け止め てと、願ってしまうから。 俺はこの時初めて、誰かに自分の痛みを 共有して欲しい、と感じたんだ。