そんな萌から見たら、私の格好は気に入
らないかもだけど……。
でも、そういう服が無いんじゃない。ち
ゃんと女の子らしい服だってある。お母
さんが勝手に買ってくるから。
そのせいで、この前も……香坂と出掛け
た時、あんな格好させられたし。
もう思い出すだけで恥ずかしい。二度と
あんな格好したくない。
『希美!明日、希美の家に行くから!お
祭りだって、夕方からでしょ!?』
……まあ、昼間に花火は無いだろうけど
。
『絶対行くから!逃げないでよ!』
「え、ちょ、待っ───」
──プーッ……プーッ……。
……切れたし。
はあ、とげんなりしながら受話器を置き
、もうどうにでもなれ、と半ばなげやり
な気持ちに襲われたのだった。
◆◆◆
「よし、脱いで!」
「……はい?」


