「……何」



胸のドキドキと動揺を押さえながら、素
っ気なく返事をしてみたけど、実際心臓
が撃ち抜かれた。



だって委員長は俺よりも背が低くて、必
然的に俺を見上げるような形になるわけ
で。



そんな委員長の瞳はうるうると潤んでい
るし。



そんな委員長に、委員長が大好きな俺が
何も思わない訳がない。



しかも放課後、誰も居ない教室に二人き
り。



……襲って下さいって言ってるようなも
んじゃ無いですかね。



委員長のせいで、……というか、委員長
に惚れてしまったせいで、最近は全く女
の子を抱いてない俺。



いくら女嫌いだからって、欲求はあるし




つまるところ―――欲求不満な訳で。