【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





少しだけ、視界に侵食し始めた蜂蜜色。


この金髪が、俺をだらしなく見せるのだ
ろうか。



まあ、普段からサボったりもしてたし、
当然っちゃ当然だけど……さ。



「俺はね、委員長が他の男に取られるの
が嫌だったの」



そう言うと、訳がわからない、というよ
うに怪訝そうにする委員長。



「だから、委員長は俺の傍に置いておき
たいの……好きだから」


「へー」



……あれ。


なんか思ってたよりも、リアクションが
薄いと言うか……ノーリアクション?



「委員長、反応薄くない?」



さっきまであんなに可愛くて、いじらし
かったのに。