なんだかものすごく開き直られた挙げ句
、キレられてしまった。
だけど焦ってる委員長すら可愛くて、俺
のイタズラ心が膨れてくる。
俺は委員長の手のひらを握ったまま、も
う片方の腕で、頬杖をつくと、委員長を
見上げた。
委員長の瞳が戸惑うように揺れている。
「ふーん?俺、そんな風に思われてたん
だ」
「だ、だってそれは……」
「酷いね、委員長」
ちょっと低めの声を出して見せると、怯
えたようにすくむ委員長。
騙されやすいな、委員長。
「ご、ごめん……人は見かけによらない
って言うものね」
そんな風にいいながら、委員長の視線が
がっちりと俺の金髪に向けられているこ
とに、委員長は気付いているだろうか。


