【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





なんだかものすごく開き直られた挙げ句
、キレられてしまった。



だけど焦ってる委員長すら可愛くて、俺
のイタズラ心が膨れてくる。



俺は委員長の手のひらを握ったまま、も
う片方の腕で、頬杖をつくと、委員長を
見上げた。



委員長の瞳が戸惑うように揺れている。



「ふーん?俺、そんな風に思われてたん
だ」


「だ、だってそれは……」


「酷いね、委員長」



ちょっと低めの声を出して見せると、怯
えたようにすくむ委員長。



騙されやすいな、委員長。



「ご、ごめん……人は見かけによらない
って言うものね」



そんな風にいいながら、委員長の視線が
がっちりと俺の金髪に向けられているこ
とに、委員長は気付いているだろうか。