放課後ー 長谷部くんは私より先に図書室に来ていた。 「長谷部くん!」 長谷部くんが振り返る。 「あのね・・・・」 「今日、長谷部くんが拾ってくれたあの紙、実は両思いになれるおまじないなの。」 心臓が破裂しそうなくらいドキドキしている。 「えっじゃあ、俺の名前かいたってことは・・・」 「そうなの。私、長谷部くんのことが出会った日からずっと、ずっと・・・ずっと好きだったの!」