「はーるきぃー♡!」 私が陽葵の目の前までくると 陽葵は「よっ!」と言って 軽く手をあげた。 「お前、ホント陽葵のこと好きだよな」 と、爽太に言われた。 「だって、私、 陽葵のこと大好きだもーん♪」 私はそう言いながら 陽葵の腕に抱きついた。 陽葵は本当に優しくて 何でも聞いてくれる お兄ちゃん的存在。 背も高いし、 同級生に見えない。