嫌だ。

今一人は辛い。

そう思った瞬間、手が伸び、優真にシャツのはしを掴んだ。

優真が驚いた顔をして振り向いた。

私はとっさに目を逸らす。

でもシャツは掴んだままだ。

「しゃーねーな。」

そう言って優真は私の隣に座り込み、私の周りに腕を回した。

「…あ、ありが…と」


涙が溢れる

頬を流れ落ちる

大翔先輩、好きでした…