『ご飯にする?お風呂にする?それとも私?』




そう、私が軽率に発言してしまったさっきの言葉は、誰がどう聞いてもこの台詞に繋がってしまうものだ。




しまった、何も考えずに普段お母さんが言っていることを言ってしまった。




良かれと思ったことが自分を追い込むことになるとは、何たる失態…。




「いーおさん、聞いてる?」




「…はい、聞いてます。いや、でも、今の言葉にそんな深い意味は…」




「いや、伊緒には無くても俺にはそういう風に聞こえたから。それに…。」




それに?…何だろう、この間は嫌な予感しかしない。




「電話で言ったよな?今度会った時にお仕置きだって。」




「!!!!!!」




そそそそそそそそそそうだったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!




わわ忘れてたよ、どうしようっ!!




心の準備出来てないし、いや、でも…えっと、何をどこから考えればいいんだっ!?




「伊緒、なぁ、お仕置き、勿論覚えてるよな?」




あぁ、誰か今すぐ助けて下さい。




心臓が持ちません、破裂するかもしれません。




今日が私の命日になってしまうのでしょうか…。