「千尋先輩たち、冬崎きましたよ。」


と、後輩ちゃんが教えてくれた。


「ありがと。はぁ、やりますか。」



冬崎とは
ソフトテニス部の顧問だ。

時々、来てめっちゃ青春って感じの言葉を言って帰っていく。



面倒くさいけど、一応冬崎の前ではちゃんとやっている。



「はぁ、早く帰ってくれないかな?」



「多分もう少しで帰るよ。」



「みんな集合してー!」


キャプテンの先輩が呼び掛けた。



「なんだろうね。」