─────恋の実 それは、 育てる人によって実らせることも、くさらせることもできる。 まだ、俺の実は、 やっと蕾ができたばかりだ。 いつか、花を咲かせ、恋の実が実るまで──── 大切に育てなければ。 その時がくるまで───────── この恋の実は、 秘密の箱庭に隠しておこう。