「もー、やめといてやれ、歩。瑞葵くん泣いちゃうから。」 「うっせぇ。桐斗!」 そんなカッコわりぃとこ見せられるかよ。 「あーーっ。ちょっと元気なった。良かったよ!」 クシャ。 そうやっておもいっきり笑う彼女。 反則だろっ。 その顔はー!? 「良かったな。歩。」 あーずりぃな桐斗も兄貴も。 容姿も性格も俺より何倍もスペック上だし。 俺もそうだったら、少しは自信持てるのかな? 彼女の横に立てる自信を。