「それじゃ、また学校で」 玄関から荒城君の姿が消えた瞬間私は玄関にある鏡で自分の顔をみる。 「……真っ赤だ」 鏡で見る今の自分はりんごのように真っ赤になってた。 今回の理由は自分でも分かってる。 荒城君が私に笑ってくれたのが嬉しかったんだ。 あの瞬間私に見せてくれた笑顔。