「琴音はここで見てて」 「うん。分かった」 輝君が用意してくれたパイプ椅子へと腰を下ろす。 誰よりも輝君を近くで見れる特等席。 練習が始まると、部員の皆の目つきが変わる。 運動している人は凄く輝いていると思う。 だけど私の中では誰よりも、輝君がカッコいい。