―――放課後。 「琴音、帰ろう!」 「ごめん!今日は無理なの!」 「え~…。何で?」 ぶーっと不機嫌になるちーちゃん。 訳を話そうとした時、隣りから手が伸びてきたかと思うと、荒城君の胸に私はおさまる。 「俺と帰るから」