ふらふらと歩き出す。 「私…誰なんだっけ…」 覚えてるのは、私の名前がカレンってことと… 余命1年ってこと。 それしか分からない。 …しばらく歩くと、街みたいな場所が現れた。 「とにかく、ここはどこだか聞かないとね」 街に入ってみると、人1人いない。 みんな、どうしたのかしら。 そういう街なのかな。 街並みは、洋風な感じで… 「えっ…!」 街並みの先にあったものに、絶句した。