オオカミとお姫様

とりあえずコーヒーを啜る。
たった2、3日行ってないだけなのにすごく久しぶりな感じがする。

「で、今日は何用で来たの?」

「え、あ…」

言葉が詰まる。
お礼を言いにきたって言うの恥ずかしいし、なんかムカつくし。

「桜井くんさ、変わったよね」

「え?」

「なんか、柔らかくなった」

「意味わかんねぇし」

「0か100かの桜井くんがそれ以外の答えを出したんだ。随分変わったよ」

「そっそう…」

これは褒められてるのか?

「あ、褒めてないから」

「っ!!」

心ん中読みやがった。
ムカつく野郎だ。